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『絵本作家 保科琢音の紙芝居のつくり方⑥✏️』

詳 細『絵本作家 保科琢音の新しい紙芝居ができるまで ~色塗り~』 新作紙芝居「グー丸 チョキ介 パー太郎」の制作過 […]

『絵本作家 保科琢音の新しい紙芝居ができるまで ~色塗り~』

新作紙芝居「グー丸 チョキ介 パー太郎」の制作過程を、数回にわたって公開している絵本作家 保科琢音の「紙芝居のつくり方」。
完成した紙芝居の「おはなし」部分はその後、YouTubeチャンネルにて公開します。

【その10.色塗り】
さて今回はいよいよ色塗り。下書きしたイラストボートに絵の具で色を塗っていきます。

ぼくが使っている絵の具はホルベインの「不透明水彩」。

よく「保科さんの絵は何を使って描いてるんですか?」と、聞かれる。
「不透明水彩の絵の具です」と答えると…不透明水彩?て、感じになる。

皆さんからしたら、不透明水彩ってなかなか聞き馴染みのない絵の具かもしれません。
ぼくもこれまで様々な絵の具を使ってきました。アクリル絵の具も使っていたし、水彩絵の具の時期も長かった。

次回にご紹介しますが、ぼくの絵は最終的に「墨」で筆入れをして完成します。どうして墨を使うのかは次回におはなしするとして、墨を使う為、絵の具を出来る限りフラットに塗りたいんですね。

まぁ使い方や塗り方でどうとでもなるんですが、アクリル絵の具だと多少凸凹する。水彩絵の具はフラットにはなるけれど、墨と絵の具がにじむことがある。
様々な絵の具を試してるなか、たどり着いたのが「不透明水彩絵の具」というわけです。

不透明水彩絵の具を簡単に説明する、不透明な水彩絵の具です。…え?ダメ?そりゃそうか。

特徴はいくつかあるんですが、ぼくが気に入っている不透明水彩の良い所は…濃い色の上から薄い色が塗れる。マットな感じになる。マーブルが表現しやすい。ですね。

ぼく個人の感覚ですが、水彩絵の具は「ぼかし」や「にじみ」を多様して表現するのに対し、不透明水彩絵の具は「色を重ねて」で表現していく絵の具です。なので、乾けば濃い色の上からでも薄い色を塗ることが出来る。

マットな感じに仕上がるってのと、マーブルが表現しやすいってのは、もっとぼく個人的な感覚なので、他の方もそう感じるかどうかは知りません(笑)

んな訳で、今回は色塗りした絵を数枚公開します。次回の筆入れで一気に絵本作家 保科琢音の絵になります。楽しみですね(笑)

【おまけ】
絵の具に対して苦手意識のある大人の方は多いと思います。大人向けの紙芝居づくり教室なんかを開催すると、皆さん決まって絵の具には手をつけない。だいたいクレヨンか色えんぴつ。

では何故、絵の具を使いたがらないのか?準備するのに大変というのもあるでしょう。クレヨンや色えんぴつからすれば、手前もかかる。

しかしぼくは、苦手意識になっている一番の原因は小学校での「図工」の時間だと考えています。

ほとんどの人が小学生で初めて絵の具を使うことになる。その際に使われるのが水彩絵の具。
ぼくから言わせれば、たくさんある画材の中で、水彩絵の具はかなり高度な技術のいる画材です。

水彩絵の具の高度な技術をシッカリと、更に楽しく教えられる先生がいれば良いですが、実際そんな先生が各小学校にいるわけがない。
ただ単に、水彩絵の具を使う授業があるだけ。それでは絵の具の楽しさを知ることは出来ない。絵の具を使ってうまく絵を描けた経験がないから、大人になっても苦手意識がある。

ぼくも図工の時間は好きでしたが、絵の具を使った授業は嫌いでした。絵の具の面白さを知ったのはむしろ、絵本や紙芝居をつくるようなってから。だからこそ、小学生のうちからもっと絵の具の楽しさを知りたかった。

だからぼくは、図工の時間で水彩絵の具を必須で使うのはやめた方が良いと考えています。

だったら、クレヨンや色えんぴつで楽しく絵を描く時間が小学生であってもいい。クレヨンや色えんぴつで絵を描くのは幼稚園まででおしまいなんかじゃない。

初めて使う絵の具が水彩じゃなくたって良い。今は、アクリル絵の具だって安く手に入る。アクリル絵の具の方が、水彩絵の具よりも比較的簡単に扱うことが出来る。

まぁまずは、図工の時間をもっともっと有意義のある、楽しい時間にしてくれる先生がもう少し現れてくれないといけないのかな。

さて、今回はここまで。次回もお楽しみに。そして、この新作紙芝居「グー丸 チョキ介 パー太郎」のおはなしも気になる方は、絵本作家 保科琢音のYouTubeチャンネル『笑える絵本ダナ』へのチャンネル登録もよろしくお願い致します!!